二十四節気「小寒(しょうかん)」のお便り
明日から、日本の伝統的な暦である「二十四節気(にじゅうしせっき)」が進み、二十二節気「小寒(しょうかん)」を迎えます。
小寒は、冬の寒さが本格化する時期で、「寒の入り」として一年で最も寒い期間が始まる節目です。
二十四節気とは?
「二十四節気」は、中国の陰陽暦に基づいて一年を24の期間に分け、季節の移り変わりを示す名前を付けた暦です。
この暦は農業や自然のサイクルに深く根ざしており、日本の文化や生活にも欠かせない存在となっています。
小寒(しょうかん)とは?
小寒は1月5日頃から始まり、次の節気である大寒(だいかん)まで続きます。
この期間、小寒と大寒を合わせて「寒の内」と呼び、一年で最も寒さが厳しい時期となります。
私にとって、この時期は凛とした空気が身を引き締めるようで、自然と気持ちも引き締まります。
寒さの中で感じる静けさは特別で、これを乗り越えた先に訪れる春を思うと、心の中に少しずつ温かさが広がるのを感じます。
また、この時期には春の七草や小正月といった行事が行われ、寒い中にも春を待つ喜びが感じられる時間でもあります。
七草粥を作ると、家族でほっとした時間を過ごせるのが楽しみです。
寒さが厳しい分、こうした行事が日々の活力になります。
1月5日は大安と初水天宮
七十二候(しちじゅうにこう)
二十四節気はさらに、初候、中候、末候の3つに分けられ、「七十二候(ななじゅうにこう)」と呼ばれるより細やかな季節の表現を生み出します。
小寒の七十二候は以下の通りです。
- 初候(第六十七候)芹乃栄(せりすなわちさかう):1月5日頃 春の七草の一つである芹が勢いよく成長する時期を指します。
- 次候(第六十八候)水泉動(しみずあたたかをふくむ):1月10日頃 地中の泉がわずかに温かさを感じ始める頃です。
- 末候(第六十九候)雉始雊(きじはじめてなく):1月15日頃 雉が初めて鳴き始める時期を表しています。
小寒の過ごし方
寒さが厳しくなるこの時期、心と体を整える工夫をしてみませんか?
たとえば、
- 暖かい飲み物や食べ物で体を温める。
- 厚手の衣類やブランケットを活用して冷え対策をする。
- 新しい年の運気を上げるために、身の回りを整えて新鮮な気持ちで過ごす。
私ならば、お茶の中にショウガを入れたりします。
ピリッとした辛さが体を内側から温めてくれるのを感じると、冬の冷えも和らぎます。
季節の移り変わりに寄り添い、自分自身の運気と向き合う時間を大切にしてみてください。
小寒の間も自然の力を感じながら、豊かな毎日を過ごしましょう。
まとめ
小寒は、冬の厳しい寒さの中にも季節の移り変わりや春の兆しを感じられる大切な時期です。
この時期を健康的に過ごすために、自分自身を大切にしながら、自然のリズムに寄り添ってみてください。
心と体を整えることで、新しい年の運気もさらに高まることでしょう。
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